January 09, 2020

【小金井音楽談話室20】ストリング・狂(マニア)2 ~戸田弥生&横坂源デュオ・リサイタル♪♪

20200307_no2011

 


2020日(土) 13:30開場/14:00開演
小金井 宮地楽器ホール・小ホール(1F)
(JR中央線 武蔵小金井駅南口駅前)

 ■出演:
   ヴァイオリン  戸田 弥生
          (1993年 エリザベート王妃国際音楽コンクール第1位)
   チェロ     横坂 源
          (2009年 全独学生音楽コンクール第1位、
           2010年 ミュンヘン国際音楽コンクール第2位)
   ※ご案内     足立優司
          (小金井音楽談話室ディレクター/
               いわきアリオス音楽学芸員)

 ■曲目:
   イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
       「バラード」

   リゲティ/無伴奏チェロ・ソナタ

   ラヴェル/ヴァイオリンとチェロのためのソナタ

   コダーイ/ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 op.7


 ■入場料(消費税込):
   全席自由 2,800円、シニア(65歳以上)2,300円、
      学生1,800円


  ※〔小金井 宮地楽器ホール友の会 “こがねいメンバーズ”〕
    全席自由:2,600 円、シニア 2,100円、学生1,700円


 ※※※ 出演者の戸田弥生さんよりのメッセージ ※※※

 今回は、日本を代表する若手チェリスト・横坂 源さんをお迎えし、ヴァイオリン&チェロによるデュオの2大名作とも言うべき、ラヴェルとコダーイの〈デュオ・ソナタ〉をお贈りいたします。

 横坂さんのチェロの優雅かつ知的な音色、また素晴らしい人柄に魅了され、ぜひご一緒にと思っていた夢がついに叶いました! ラヴェル、コダーイのヴァイオリンとチェロの為のソナタは、もの凄いテクニックが必要であると共に、究極の民族性から来るすざまじいほどの生命の力を帯びたフレーズ、音色、壮大な音楽的構築——その素晴らしさは、ここには書ききれないほどの輝いた宝だと感じます。

 皆さま、このシリーズ第2弾の、弦2挺の世界——ヴァイオリン・ソロから更に大きな世界への飛躍を、楽しみにしていただきたく思います。

  戸田 弥生(ヴァイオリン)

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 【関連企画】 *同日開催*

  11:30~12:15(11:15開場)

 「小・中・高校生のためのミニ・コンサート」

  ※ 出演者によるレクチャー付き

 ◆入場料(消費税込)/高校生以下 500円 一般 1,500円

  ※〔小金井 宮地楽器ホール友の会 “こがねいメンバーズ”〕
    高校生以下 450 円、一般 1,400円
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■主催・お問合せ:
  小金井音楽談話室 042-388-8099
      E-Mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
           (◎をアットマークに変えてください)
      ※メールにてチケットご予約の方は、お名前と
        ご連絡先、枚数をお知らせください。

■企画協力:KAJIMOTO 03-3574-0969

■後援:小金井市、小金井市商工会

■協力:株式会社寺子屋、 小金井 宮地楽器ホール 友の会事務局


■ チケットのお取り扱い場所:
  ・小金井 宮地楽器ホール2F事務室 042-380-8099
   (窓口のみでのお取扱い) 
    (お問合せ電話番号が、小金井音楽談話室の番号と似ていますので
    ご注意ください)
     ※毎月第二・第四火曜日定休

  ・TERAKOYA 042-381-1101 
      ※ランチタイムコンサートのチケットもお取扱い※
       小金井市前原町3-33-32
          (小金井市役所第一庁舎 向かいの路地入って右側)
      ※月曜定休

  ・菊屋文具店 042-381-1379
       小金井市本町1-7-6(“黄金の水”井戸の隣)
      ※水曜・日曜定休

  ・セレクトショップゆうすい 042-301-7347
       小金井市中町4-14-15(前原坂上交差点角)
      ※日曜・祝日定休

  ・ブックスキャロット 042-387-0031
       小金井市梶野町5-1-5(JR中央線 東小金井駅 北口すぐ)
      ※年中無休


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 ☆彡特別企画 (限定30席)☆彡☆彡☆彡

   ~ 戸田弥生が贈る ~
  「ランチタイム・コンサート」

 ——老舗フレンチ・レストランで五感を満たす 至福のひととき——

※日時  2020年2月27日(木) 13:00~15:30頃 (12:30 受付開始)

※会場  フレンチレストラン TERAKOYA

 小金井市が誇る都内屈指のフレンチ・レストラン TERAKOYA(寺子屋)で、オーナー・シェフがこの日のために、特別メニューでご用意する本格フレンチ・コースと、一流演奏家による生演奏をセットでお楽しみになりませんか?
 今回は、世界的に活躍を続けるヴァイオリニスト、戸田弥生さんの演奏をすぐ近くでお聴きいただけます♪ 
 ぜひ、お早目にお申込みください。

◎演 奏 : 戸田弥生(ヴァイオリン)
     ※演奏は、戸田弥生さんの無伴奏です(横坂さんは出演しません)

※演奏時間は40 分程度です。

〔料金〕 ※消費税込
・ランチタイムコンサート:6,500 円
   (お食事とミニ・コンサートのセット)

※ 限定 30席 ※

     ◆ Menu ◆
     オードヴル~ポタージュ~メイン(お肉料理)~デザート
      ~食後のコーヒー

※ご予約受付は、一週間前 〔2月20日(木)〕 までとさせていただきます。
※公演の3日前よりキャンセル料が発生します(3日前~30%、当日100%)。

 ・・・  ・・・
♪ ランチタイムコンサートのご予約・お問合せは・・・

・小金井音楽談話室 Tel 042-388-8099
   E-mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
           (◎をアットマークに変えてください)

・TERAKOYA  Tel 042-381-1101

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 新年おめでとうございます。旧年中のご愛顧に改めまして厚く御礼申し上げます。本年も何とぞよろしくお願いいたします。

「音楽を身近に」――

 2019年は、またしても多くの自然災害に見舞われた一年となってしまいました。私たちが拠点の一つとしている福島県いわき市も、台風19号とその後の豪雨により、甚大な被害を受けることになってしまいました。2020年は、穏やかで平安のうちに笑顔で過ごせますように。

 「小金井音楽談話室」プロジェクトは、東日本大震災からの日常回復を目指すいわき市において、芸術文化が人びとの心をいかに護ってきたかという知見を基にして、いわき市の小名浜商工会・久之浜商工会と提携を結んでいる小金井市・小金井市商工会の後援を得て発足した運動です。“文化による復興”の成果を東京でも明らかにし、非常時にいかに文化・芸術が人の心を護るのか、その実例をご紹介しながら、少しでも音楽が身近に感じられる時間を過ごしていただくことを目指して取り組んできました。
 その活動もいよいよ第20回、丸9年を迎えることになります。

 今回は、一昨年秋に談話室に登場したヴァイオリニストの戸田弥生さんが、今もっとも評価し、一緒に演奏をし続けたいと考えている俊英チェリストの横坂 源さんとのデュオにより、ラヴェルとコダーイという、弦楽器の魅力と機能の全てが注ぎ込まれた二つの名作を一挙に、両方演奏します。併せて、戸田さん、横坂さんそれぞれの無伴奏ソロも。特にリゲティの〈無伴奏チェロ・ソナタ〉は、チェロという楽器が演奏可能な技巧を可能な限り採り入れ、そこに“男女の対話”を表現する深い情感や、20世紀共産主義下の世相からのインスピレーションも盛り込まれた、20世紀を代表するチェロ作品です。

 こうしたクラシック音楽、特に20世紀の作品が取り上げられたコンサートは、「難しい」「敷居が高い」といわれます。もちろん、クラシック音楽自体が、より「難しい」、より「美しくない」方向に進もうとしたことは事実でした。そのことがクラシック音楽全体の受容に対してマイナスの影響を与えたことも否めません。
 しかし本来は、より「新しい」ものを志向したことから始まりました。新しいことの中から、きちんと審美眼に適う技法を選び出して、作品へと結実させた作曲家たちもいたのです。20世紀は「個」の時代でもあり、作曲家が自らのアイデンティティを表明する方法を探し求めた時代でもありました。究極のテクニックと、自己のルーツとしての民族性が反映した情感のマッチングは、そうした追究の結果生みだされたもの。戸田弥生さんは、そうした作品を「輝いた宝」と表現しています。
 苦しい時代、抑圧された時代に生きた20世紀の作曲家たちは、「音楽」に生命を託しました。その生命は、現代を生きる私たちへの、時代を越えたメッセージとして演奏し続けられています。ぜひ先入観を捨てて、あと一歩踏み出し、ヴァイオリンやチェロの「音」そのもの、その裏に暗示される作曲家の想いを、聴きに来ていただければ幸いです。

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 アートに触れることの真の目的は、人の心を癒し、好奇心を喚起することにより、激しいストレスに曝される現代社会における人びとの生活の質「クオリティ・オブ・ライフ」を向上させるこであると、私たちは考えています。さらに現在では、災害時や非常事態に際して人びとの心を護る、ということも加わっています。災害に見舞われた福島県いわき市で、いかに「芸術文化による復興支援」の取り組みが大きな力を発揮したことか――「人が想像を越えた非常事態に直面した時、最後は人の五感を震わせ、癒し、奮い立たせる力を持つ芸術だけが拠り所となる」。
 特に「生で音楽を愉しむこと」が、現代のストレスに対抗する時のみならず、非常時にも大きな役に立つことを、ぜひともお伝えできれば、と願い、私たちは小金井音楽談話室の活動を続けてきました。それは人と人との繋がりが希薄になっている昨今、日頃よりほんの少し親密な時間を、重過ぎることなく皆様に共有していただくことによって災害や非常時にも強い、しなやかな繋がり=「新しいコミュニティ」を築く礎になり得ると信じるからです。

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September 04, 2019

【小金井音楽音楽談話室19】10/19(土)「ヴィルタス・クヮルテット定期演奏会~弦楽四重奏の愉しみ:革命者たち」

 すっかりご無沙汰している間に、9月に入りました(汗。

 この夏は記録的猛暑と、台風、豪雨などの災害があまりに過酷で、日本の気候が様変わりしていることを思い知らされるようでした。

 被害に遭われた皆さまの、一日も早い日常回復を、心よりお祈りしております。東日本大震災とその後の原発事故を経験し、災害からの日常回復に微力を尽くそうとしてきた経験から、現地の方がたのことを想うと心が痛んでなりません。

 

 談話室の公式WEBのご案内の直後に、九州での豪雨災害がありましたので、なかなかこちらで次の「小金井音楽談話室」のご案内を上げることもできずにいましたが、そろそろ1カ月半前となりますので、ご案内を掲載することにします。(長くなりますが、その後に近況なども少し。)

 

    ※ ※ ※


 

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♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ チケットのご予約受付中です ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
(9/18更新)
『ぶらあぼ』10月号「10月の注目公演」に掲載していただきました
(編集長様のご逝去を悼み、心よりご冥福をお祈りいたします)

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第19回 小金井音楽談話室
ヴィルタス・クヮルテット定期演奏会   
    ~弦楽四重奏の愉しみ:革命者たち



2019年10月19日(土)
18:30開場/19:00開演
小金井 宮地楽器ホール・小ホール (1F)
(JR中央線 武蔵小金井駅南口駅前)

 ◆ 出演:
   ヴィルタス・クヮルテット
    三上 亮 (ヴァイオリン: サイトウ・キネン・
           オーケストラ メンバー)
    對馬佳祐 (ヴァイオリン: パリ国立音楽院首席、
            フランス・バッハコンクール優勝)
    馬渕昌子 (ヴィオラ: 紀尾井ホール室内管弦楽団、
            宮川彬良とアンサンブル・ベガ メンバー)
    丸山泰雄 (チェロ: 紀尾井ホール室内管弦楽団)
   ※ご案内:足立優司 (いわきアリオス音楽学芸員)
 ◆ 曲 目: 
   メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 op.44-1

   ピアソラ(富岡篤̪志編)/エスクアロ(鮫)

   ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 op.49

 ◆ 入場料(税込):

   全席自由 2,800円
   シ ニ ア(65歳以上)2,300円
   学     生 1,800円

 ◆ 主催・お問合せ:

   小金井音楽談話室 042-388-8099
      E-Mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
          (◎をアットマークに変えてください)
      ※メールにてチケットご予約の方は、お名前と
        ご連絡先、枚数をお知らせください。

   ロンドミュージック 03-3265-9321

 ◆ チケットのお取り扱い場所:

   ・TERAKOYA 042-381-1101
      小金井市前原町3-33-32 ※月曜定休

   ・菊屋文具店 042-381-1379
      小金井市本町1-7-6 ※水曜・日曜定休

   ・セレクトショップゆうすい 042-301-7347
      小金井市中町4-14-15(前原坂上交差点角)※日曜・祝日定休

   ・ブックスキャロット 042-387-0031 
      小金井市梶野町5-1-5(東小金井駅北口すぐ)※年中無休

   ・小金井 宮地楽器ホール2F事務局
       (窓口のみでのお取扱い)

 ◆ 後援:小金井市、小金井市商工会


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 「音楽を身近に」――
 令和元年10月、ヴィルタス・クヮルテットは結成12年目を迎えます。結成以来の最重要作曲家ベートーヴェンの、全作品演奏を2度にわたって達成した彼らが、次に向かうのは、二人の「革命者」――メンデルスゾーンと、ショスタコーヴィチ。
 今回のコンサー トでは、19世紀初頭に貴族社会から市民社会に大転換したヨーロッパにおいて、“新時代”の「ロマン派音楽」を確立したメンデルスゾーン、20世紀最大の作曲家にしてクラシック音楽の正統的後継者でありながら、旧・ソ連で命の危険に晒されつつ新たな地平を切り 拓いたショスタコーヴィチ、そしてショスタコーヴィチと同世代を生き、「タンゴ」を基礎としつつクラシックやジャズに活動の幅を広げた、「タンゴ界の革命児」と呼 ばれた――またあるときは「タンゴの破壊者」、とも――ピアソラ、この3人の「革命者たち」の作品を、「弦楽四重奏」という表現形式での“革命”を期すヴィルタス・クヮルテットの演奏でお聴きいただきます。
 10代にしてベートーヴェンの偉大なる後期弦楽四重奏曲の真髄を吸収し、それを自らの表現へと結実、満を持して世に問うた3曲の弦楽四重奏(3番~5番)の中でも、最もメンデルスゾーン自身の語法が洗練されている、〈弦楽四重奏曲第3番〉。
 名作〈交響曲第5番〉を書きあげ、スターリンによる大粛清の危機を脱したショスタコーヴィチが、私的な心のうちを密かに書き表したような、彼の弦楽四重奏の原点、〈弦楽四重奏第1番〉。
 この2曲に挟み、ピアソラが、最も信頼するヴァイオリニストの一人で、ピアソラ五重奏団のメンバーでもあったフェルナンデス・スアレス・パスのために書いた作品「エスクアロ(鮫)」を、弦楽四重奏によってお楽しみいただきます!

    ※ ※ ※

 音楽を身近に愉しむ方法にはいろいろなスタイルがありますが、私たちは特に「生で音楽を愉しむこと」の意義を、小金井市民の方々にお伝えしたいと願っています。それは演奏家の息づかいを肌で感じ、「そのときそこにしかない」一期一会の出会いの中で、お互いが伝え、受け取るという営みの中で成立する、かけがえのない時間だからです。それはまた、人と人との繋がりが希薄になっている昨今、日頃よりほんの少し親密な時間を、重過ぎることなく皆様に共有していただくことによって災害や非常時にも強い、しなやかな「新しいコミュニティ」を築いていくことにつながると、私たちは考えています。どうぞ、お楽しみに。

    ※ ※ ※

  今年の5月から、アリオスの音楽学芸グループに即戦力スタッフのM君が加入してくれました。一年にわたり一人で制作してきた(人的に周りに迷惑を掛けながら)体制も、やっと一段落。今後もしっかりと運営に力を尽くしていきたいと思います。
 この夏の「第45回 木曽音楽祭」でも、フェスティバルコンサート!~IIIの曲目解説を書きました。今年は、世界的メゾ・ソプラノの白井光子さんがご出演になり、珍しいシュポアのクラリネットとの〈6つのドイツ歌曲〉から4曲と、ブラームスの〈アルトとヴィオラのための2つの歌曲〉を歌われました。いや、本当に素晴らしかった(^^)。白井さんはこの秋、パートナーのハルトムート・ヘルさんとともにいわきアリオスにもご出演いただき、シューベルトの歌曲と、マーラーの〈大地の歌〉より《告別》を歌っていただきます。
 音楽祭では他にも、モーツァルトの〈ピアノと管楽器のための五重奏曲 K.452〉やシューベルトの〈八重奏曲〉、ロッシーニの〈フルート四重奏曲第1番(原曲は弦楽四重奏曲)〉、メンデルスゾーン〈弦楽八重奏曲〉などの有名な室内楽曲、美しいショーソンの〈コンセール〉(ソロ・ヴァイオリンは久保陽子さん)、ブラームス若き日の傑作〈セレナード第2番〉と並び、ライネッケの〈ピアノ五重奏〉という珍しい曲や、そもそもほぼ知られていない作曲家アウグスト・ワルターの〈八重奏曲〉という、ある意味実演に接すること自体が貴重な作品も演奏されました……もう、調べるところからして大苦戦、という感じで(^^;。

    ※ ※ ※

  前回の「小金井音楽談話室18」の本番で、吉野直子さんの素晴らしいハープ演奏とご一緒した直後の週末には、立川管弦楽団の第76回定期演奏会で、取り上げられたカール・ニールセンの〈交響曲第3番《Espansiva》〉について、10分程度の解説をするように、という指示をマエストロから(6月に入ってから)いただき、改めてニールセンについて掘り下げて調べる機会をいただきました。北欧情勢に詳しい研究者の友人Iさんから様々な示唆をいただいた過程で、よくコメントに使われる「北欧風の〇〇」という形容詞が、いかに印象だけで語られているか、ということに痛いほど気付かされました。デンマークの作曲家、ということなら、木曽音楽祭で数年前に解説を書いたニルス・ガーデ(ゲーゼ)がいますが、ニールセンはガーデの弟子ではあるけれど、この2人は全く似ていない……というか、ニールセンはこの時代のヨーロッパの作曲家の誰とも似ていない作品を遺している、ということがそもそも偉大なのだと思わされました。この時代の北欧情勢も大きく影響し、ノルウェーのグリークはノルウェーらしさというのを、漁村の生活に求めていたのかもしれないし、シベリウスはそもそも、スウェーデン系の小貴族だったので、“フィンランドらしさ”というのは幻想にすぎず、彼はロシア的なものからフィンランド的なものを“創作”していったのではないか、全てはシベリウスのオリジナルではないか、と思わされるようになりました。それにしても、国土の小さなデンマークがヨーロッパで大きな勢力を誇ったことは間違いないし、コペンハーゲンがヨーロッパの文化的な一代中心となった時期もあったことから、実は彼は「コペンハーゲンで成功すること」が大きな目標だったのかもしれない、と思えてきました。自伝『フューン島の少年時代』の中に生き生きと描写されるニールセンや家族の生活からも、彼はフューン島の文化を「広げたかった」のかも、とも思えるくらいでした(ちなみにフュン島の方がより現地の発音に近く、同様に名前もニルセンの方が近い)。
 ところでこの曲の第一楽章、トランペットパートに「Tremolo」という指示がありました。トリルじゃなく、トレモロ。どう演奏するのか、2通りの方法が考えられました。一つは、ダブルタンギングで細かく切る。でもこれ、案外遅れやすく難しい上にキツイし、いろんな音源を聴いてみても、どうもちょっと違う気がする。。。もう一つは、正規の指と替え指とを交互に押さえる。こちらの方が滑らかに演奏できるのですが、困ったことに1番はC管で上の「ファ」、替え指がないのです。考えた末、3番管を一番伸ばした状態で、1・2・3番を全部押さえると「ファ」にほぼ近くなることから、これを替え指代わりに使い、あとは息の力で音程を安定させ、「1」←→「123」とトリルの要領で吹く、ということに。それで、マエストロからも上々のお言葉をいただけました♪

    ※ ※ ※

  7月には、恒例のいわき市内のレストランでのコンサートを。今回は会場が大きなイタリアンのお店で、貸し切りにはできず、区切られた一角に会場をセッティングして開催。ワーグナーの〈マイスタージンガー〉前奏曲(最初と最後を繋げて^^;)、ホルスト〈木星〉(カットしつつも、全体を演奏)、ラヴェル〈ボレロ〉(全体の2/5程度を抜き出して演奏)、シューベルト〈魔王〉など、ロータリーのC管、ピストンのBb管とC管、そして今回もG管ビューグルを使い、マウスピースも JUN'S の2-1、Bach 5V、Monett C2、Bob Reevse C2j、JK 4B を駆使して様々なパートにイメージが合う音色を探し、ご好評いただくことができました♪♪
   
  G管は、いろいろと考えた結果、次の立川管弦楽団の定期演奏会でもシベリウスの〈交響曲第1番〉の3番トランペットで使ってみることにしました。このパート、1番のオクターブ下で同じ動きをする部分が多く、Bb管ではずっと低音域になって、音量を出すと太く柔らかな音色を維持するのが難しいと感じる場面が多いことから、管が太く長い楽器を使ってみることにしたものです。マウスピースは Monett の B2が、スロート径とバックボアの感じからも合いそうですが、第2楽章は BestBrass の 1X がバリバリいわずに音量を出せることから、良さそうです。記譜も in F(1~3楽章) と in E(4楽章)で、臨時記号にシャープが多い譜面を吹くのに、実はG管のほうが格段に吹きやすくなりました。マエストロ的に、サウンドに何も問題は無いようで、このまま行けそうです。
 そのほか、次の立川定期では前半にチャイコフスキーの〈くるみ割り人形〉を全曲版から抜粋して演奏。こちらは半分が in Bb、半分が in A ですが、やっぱり Bb管かなぁ、と。in A での、上の「ソ♯」がちょっと嫌なのですが……。どうなりますか☆
 
(9/18追記)
 Bb管で〈くるみ割り人形〉第1幕の「行進曲」前半、音量がピアノの場所を吹くのが、どうも嫌 o(>_<;)o……。ということで、マウスピースをいろいろと試行錯誤しながら探しています。
 最初は、Vカップのマウスピースの方が音が立たなくて良いかも、と思いましたが、Bach 5V ではもっさりした感じになってしまい、5MV では逆に音が出てしまう結果になりました。そんな中、数年前にマーラーの〈巨人〉を吹くために探して、自分のC管には合わなかった何本かから、Schilke 15 - CO2 が重さによって音量を抑えるのにも効果的なことが判かり、また日ごろ使用している「1-1/4」サイズより小さめ(2-1/2 サイズ)ですが、小回りが利いて音色的に向いていることもあり、しばらく試してみようかと思案中です。CO2 はMonettのSTC-1より重くて見た目が小茄子みたいですが(笑)、音の遠達性と音量には定評があり、あとはこれで第2幕後半の「力仕事」が持つかどうか、です。
 ただしこのマウスピース、シャンクが細めで、Marcinkiewicz のBb管だとレシーバーの一番奥、マウスパイプと当たるところまで入ってしまうのです。「マウスピースとマウスパイプの境目にできるギャップは無い方が良い」というのが、確か Schilke のコンセプトでしたね。シャンクエンドもスライシングによって薄くつくられていますし。しかし今回は、少しギャップがあった方が私には吹きやすい(抵抗感の変化によってコントロールしやすくなるのでしょう)ので、ステンレステープを3ミリ幅くらいに切って、シャンクエンドにではなく、レシーバーの入口付近に当たる箇所に一周巻き付けてギャップ調整することにしました(こうすることでギャップの大きさを調節できるからです)。
 

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April 24, 2019

【第18回 小金井音楽談話室】 6/27(木)「吉野 直子ハープ・ファンタジア」

 新年度も明けて間もなく4月も終わり。つまり、平成の時代も残すところ一週間を切りました。新しい時代の幕開けとともに、さらなるがんばりを決意。。。

 前回記事のお題でもあった、弦楽四重奏団ヴィルタス・クヮルテットの公演は、2月の第17回小金井音楽談話室の後、3月には「東京・春・音楽祭」のなかで開催された、東京都美術館の「奇想の系譜展」記念コンサートに出演。今月は、相模湖交流センターで新しく始まったシリーズ「2人の天才~モーツァルトとメンデルスゾーン」の第1回公演で、いずれも大好評をいただきました。ご来場の皆さま、本当にありがとうございました。

 この後は5月、GW明けの5/11(土)に、いわきアリオスにて「時代を拓いた室内楽~ハイドンからショスタコーヴィチへ」公演に出演します。

 本公演では、いわき出身で和歌山大学教授を務める古典鍵盤楽器奏者、山名敏之氏との共演により、前半にはまず、アリオス所蔵の「16フィート弦付ジャーマン・チェンバロ」を用いてハイドンのチェンバロ協奏曲、続いて、メンデルスゾーンの若き日の傑作である弦楽四重奏曲第2番、後半には20世紀が生んだ天才ショスタコーヴィチの魂が込められた名作、ピアノ五重奏曲をお聴きいただきます。

 http://iwaki-alios.jp/cd/app/?C=event&H=default&D=02417

  ※ ※ ※

 

 さて、小金井音楽談話室も次回の公演が決定し、チケットが発売されています。今回は世界を代表するといっても過言ではない、ハープ奏者の吉野直子さんを、ついにお迎えできることになりました!

 

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 第18回 小金井音楽談話室
 「吉野 直子 ハープ・ファンタジア」
 2019年6月27日(木) 18:45開場/19:15開演

 小金井 宮地楽器ホール・小ホール (1F)
  (JR中央線 武蔵小金井駅南口駅前)

■出演:
   ハープ  吉野 直子
  (イスラエル国際ハープ・コンクール優勝)

    ※ご案内  足立優司
  (小金井音楽談話室ディレクター・
     いわきアリオス音楽学芸員)

 

■曲目:    ※ NEW!!! 4/26 全曲発表♪

 J. パッヘルベル(S. マクドナルド/L. ウッド編)/カノン
 Johann Pachelbel (arr. by S. McDonald / L. Wood) / Canon

 吉松 隆/ライラ小景
 Takashi Yoshimatsu / Lyra Scenes

          プロローグ Prologue
          ダンス Dance
          モノローグ Monologue
          ワルツ Waltz
          エピローグ Epilogue

 G. フォーレ/塔の中の王妃 作品110
 Gabriel Fauré / Une châtelaine en sa tour..., op.110

   同      即興曲 作品86
          Impromptu pour la harpe, op.86

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 休 憩 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 N. ロータ/サラバンドとトッカータ
 Nino Rota / Sarabande and Toccata

 F. リスト(H. ルニエ編)/ため息
 Franz Liszt (arranged by H. Renié) / Un sospiro

 A. アッセルマン/ 泉
 Alphonse Hasselmans / La source

 J. de ラ・プレール/雨にぬれた庭
 Jacques de La Presle / Le jardin mouillé

 C. ドビュッシー(ルニエ編)/アラベスク 第1番
 Claude Debussy (arr. by H. Renié) / Arabesque No. 1

 ドビュッシー(L. ラスキーヌ編)/ロマンティックなワルツ
 C. Debussy (arr. by L. Laskine) / Valse romantique

■入場料:
  全席自由 2,800円

  シニア(65歳以上)2,300円

  学生 1,800円

■主催・お問合せ:
  小金井音楽談話室 042-388-8099
      E-Mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
        (◎をアットマークに変えてください)
      ※メールにてチケットご予約の方は、お名前と
        ご連絡先、枚数をお知らせください。

■ チケットのお取り扱い場所:
 ・TERAKOYA 042-381-1101 ※月曜定休
      小金井市前原町3-33-32
 ・菊屋文具店 042-381-1379 ※水曜・日曜定休
      小金井市本町1-7-6
 ・セレクトショップゆうすい 042-301-7347 ※日・祝日定休
      小金井市中町4-14-15(前原坂上交差点角)
 ・ブックスキャロット 042-387-0031  ※年中無休
      小金井市梶野町5-1-5(東小金井駅北口すぐ)
 ・小金井 宮地楽器ホール2F事務局(窓口のみお取扱い)

■後援:小金井市、小金井市商工会

■企画協力:株式会社 AMATI


  ※よろしければ、下記のブログもご覧ください♪
 https://koganei-music.at.webry.info/201904/article_1.html


 ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪   ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪

音楽を身近に――

 今回は、日本を代表するハープ奏者の吉野直子さんを「談話室」にお迎えします。吉野さんは、国際基督教大学高等学校(ICU高校)に在籍していた1985年に、ハープの世界で最高峰のコンクールである「イスラエル国際ハープコンクール」で、当時の史上最年少優勝を果たしました。その後国際基督教大学に進学され、人文科学科で美術史の研究を進めながらハーピストとして世界的な活動を続け、これまでに、世界最高峰のベルリン・フィルをはじめとする世界中のオーケストラで、アーノンクール、メータ、ブーレーズ、ブロムシュテット、メニューイン、フリューベック・デ・ブルゴス、小澤征爾など数多くの巨匠指揮者と共演を重ねています。リサイタルもニューヨーク、ウィーン、ロンドンなど世界の主要都市で数多く行い、ザルツブルク、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、マールボロ、セイジ・オザワ松本フェスティバルなど、世界の主要音楽祭にも度々招かれて、常に好評を博すなど、真に「世界の一流演奏家」としての評価を確立しています。
 その吉野さんが若き日に、私たち談話室のある小金井市にゆかりのあったことは、小金井市や市民の皆さんにとって大変嬉しく、また誇らしいことです。ぜひこの機会に、クラシック音楽を少しでも身近に感じ、楽しんでいただけるように、吉野直子さんのお人柄の一端もコンサートでご紹介しつつ、地域の方がたに新たな音楽鑑賞の魅力をお届けします。
 そして、ハープという楽器の持つ可能性と、“癒し”を始めとするこの楽器の多彩なサウンドの魅力についても、最大限にお楽しみいただければと願っています。

 音楽を身近に愉しむには、様ざまなスタイルがありますが、私たち小金井音楽談話室は特に、「生で音楽を愉しむこと」の意義を、地域の皆さまにお伝えしたいと願っています。
 それは演奏家の息づかいを肌で感じ、「そのときそこにしかない」一期一会の出会いの中で、演奏家と皆さまの双方向で、お互いが想いを伝え、受け取るという営みの中にこそ成立する、かけがえのない時間だからです。また、人と人との繋がりが希薄になっている昨今、日頃よりほんの少し親密な時間を、重過ぎることなく皆さまに共有していただくことで、「地縁」「血縁」に続く第三のご縁=「文化縁」を形成し、災害や非常時に孤立してしまうことを防ぐ、しなやかな「新しいコミュニティ」を築くことにつながると、私たちは考えています。

 ※ ※ ※

 2011年11月より、小金井音楽談話室は事業を開始しました。当時は、東日本大震災直後に完成した「市民交流センター」の取得問題によって、市政全体が大きく揺れていました。その状況の中で、市政に関して見過ごすことのできない問題をいくつも目にしたため、私たちは「音楽」が人の生活にどれほど重要な役割を負っているのかを問い直す意味でも、また、演奏家も、我われ制作者もボランティア精神を最大限に発揮して取り組むことにより継続が可能となる、芸術文化を守る新たな仕組みを試す意味でも、行動を起こすことを決断したのです。

 アートに触れることの真の目的は、人の心を癒し、好奇心を喚起することにより、激しいストレスに曝される現代社会における人びとの生活の質「クオリティ・オブ・ライフ」を向上させるこであると、私たちは考えます。さらに現在では、災害時や非常事態に際して人びとの心を護る、ということが加わりました。
 東日本大震災の被災地で、いかに「芸術文化による復興支援」の取り組みが大きな力を発揮したことか。福島県いわき市での取り組みから得られた数多くの知見は、現代社会に生きる人たちに役に立つ事実――「人が想像を越えた非常事態に直面した時、最後は人の五感を震わせ、癒し、奮い立たせる力を持つ芸術だけが拠り所となる」――を基礎として、その後も地震、豪雨などの自然災害にさらされる日本各地の状況に心を痛めつつ、非常時への「心の備え」のひとつとして、日ごろから芸術に親しんでおくことを提唱し、この事業を続けています。

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January 12, 2019

【小金井音楽談話室17】 2/15(金)「ヴィルタス・クヮルテット~弦楽四重奏の愉しみ:巨匠が見た、光と翳り」

すっかり遅ればせながら、本年も何とぞよろしくお願いいたします。

温かな日差しに恵まれた穏やかな年の初めとなりました。しかし乾燥していますので、どうぞ皆さまもインフルエンザや、火災にくれぐれもお気を付けください。

  ***

さて、来たる2月15日(金)には、いわきアリオスのレジデント・クァルテットである「ヴィルタス・クヮルテット」が、小金井音楽談話室に登場します♪

 ♪♪♪  ♪♪♪

第17回 小金井音楽談話室
「ヴィルタス・クヮルテット
   ~弦楽四重奏の愉しみ:巨匠が見た、光と翳り」


2019年2月15日(金) 18:45開場/19:15開演

小金井 宮地楽器ホール・小ホール (1F)
(JR中央線 武蔵小金井駅南口駅前)


◆ 出演:
   ヴィルタス・クヮルテット

    三上 亮 (ヴァイオリン:
        サイトウ・キネン・オーケストラ メンバー)
    對馬佳祐 (ヴァイオリン:
           パリ国立音楽院首席、
           フランス・バッハコンクール優勝)
    馬渕昌子 (ヴィオラ:
            紀尾井ホール室内管弦楽団、
         宮川彬良とアンサンブル・ベガ メンバー)
    丸山泰雄 (チェロ:
          紀尾井ホール室内管弦楽団 メンバー)

   ※ご案内:足立優司 (いわき芸術文化交流館
                 アリオス音楽学芸員)

◆ 曲 目: 
   ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第3番 ヘ長調 op.73

           * * *

   ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op.130
           (終楽章「大フーガ」ヴァージョン)


◆ 入場料:
   全席自由 2,800円
   シニア(65歳以上) 2,300円
   学生 1,800円

◆ 主催・お問合せ:
  小金井音楽談話室 042-388-8099
      E-Mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
          (◎をアットマークに変えてください)
     ※メールにてチケットご予約の方は、お名前と
        ご連絡先、枚数をお知らせください。

  ロンドミュージック 03-3265-9321


◆ チケットのお取り扱い場所:
  ・TERAKOYA 042-381-1101
     小金井市前原町3-33-32 ※月曜定休
  ・菊屋文具店 042-381-1379
     小金井市本町1-7-6 ※水曜・日曜定休
  ・セレクトショップゆうすい 042-301-7347
     小金井市中町4-14-15(前原坂上交差点角)
     ※日曜・祝日定休
  ・ブックスキャロット 042-387-0031
     小金井市梶野町5-1-5(東小金井駅北口すぐ)
     ※年中無休
  ・小金井 宮地楽器ホール2F事務局
     (窓口のみでのお取扱い)

◆ 後援:小金井市、小金井市商工会


※よろしければ、下記のブログもご覧ください♪
https://koganei-music.at.webry.info/
 

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特別企画 (限定30席)

「ランチタイム・コンサート」
 ~老舗フレンチ・レストランで過ごす 至福のひととき~

※日時  2019年2月15日(金) 13:00~15:30頃
                  (12:30 受付開始)
※会場  フレンチレストラン TERAKOYA

※ 今回は、本公演と同日の午後に開催します ※


 都内屈指のフレンチ・レストラン TERAKOYA にて、一流シェフがこの日のためにご用意する特別メニューによる本格的なフレンチ・コースと、一流演奏家による生演奏をお楽しみになりませんか?
 同日夜の本公演に出演する「ヴィルタス・クヮルテット」による生演奏を、すぐ近くでお聴きいただけます♪ 
 ぜひ、お早目にお申込みください。

◎演 奏 : 弦楽四重奏団ヴィルタス・クヮルテット
※演奏時間は40 分程度です。(本公演の演目の一部)

〔料金〕
・ランチタイムコンサート: 6,500 円
       (お食事とミニ・コンサートのセット)

※今回は、夜の本公演とのセットで、さらにお得に!!
・ランチ共通券: 8,000円
     (ランチタイムコンサートと本公演のセット)

※ 限定 30席 ※

  ◆ Menu ◆
  オードヴル~ポタージュ~メイン(お肉料理)
  ~デザート~食後のコーヒー

※ご予約受付は一週間前 〔2月8日(金)〕 までとさせていただきます。
※公演の3日前よりキャンセル料が発生します(3日前~30%、当日100%)。

 ・・・  ・・・

♪ ランチタイムコンサートのご予約・お問合せは・・・

・小金井音楽談話室 Tel 042-388-8099
   E-mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
       (◎をアットマークに変えてください)

・TERAKOYA  Tel 042-381-1101

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 「音楽を身近に」――

 2018年11月に、結成10周年を迎えた弦楽四重奏団「ヴィルタス・クヮルテット」。福島県いわき市の「いわき芸術文化交流館アリオス」レジデント・クァルテットとして、結成当初から毎年冬と夏に1週間ずついわき市に滞在し、地域の人たちとの交流を図ってきました。東日本震災時には、そうした取り組みが実を結び、いち早く被災地域への文化的な支援の取り組みを行うこともでき、また人びとが「心の日常回復」を果たすために、音楽が大きな役割を果たすこともできました。

 ヴィルタス・クヮルテットが、常に最も重要な作曲家と位置付けているベートーヴェンは、18世紀末から19世紀初頭、ヨーロッパ社会がフランス革命により大混乱と戦争の時代を迎えていたころに活躍した作曲家です。
 その時代に貴族社会から市民社会へと価値観が大きく変化し、その中でベートーヴェンは、人間一人ひとりが精一杯“良い人生”を歩むことの重要性に気付き、音楽という媒体によって自らの思想を表明していきました。創造されたありのままの存在と、考え、悩み、努力する存在との相克の中で、それらを昇華して、1つ高い段階に至ることを、当時の人びとに促していたのです。

 歴史は繰り返し、旧ソ連の成立と、スターリンの独裁下における弾圧に晒されながらも、自らの信じる価値を守り通し、苦労して音楽創作に努力した20世紀を代表する作曲家、ショスタコーヴィチが現れます。彼は社会主義というイデオロギーの抑圧に苦しみながらも、“ヨーロッパ・クラシック音楽”の伝統を守り、誰にもまねのできない奥深い音楽表現の世界へと足を踏み入れました。

 今回の公演では、ショスタコーヴィチがスターリンによる大粛清の嵐と、第二次世界大戦の悲惨な状況に心を痛めながらも、音楽の中に真実を潜ませた〈弦楽四重奏曲第3番〉を前半に、ベートーヴェンがその人生の集大成として取り組んだ「後期弦楽四重奏曲」の頂点の一つとなる、〈弦楽四重奏曲第13番 作品130〉を、ベートーヴェンが作曲した姿そのまま、初演された当時の姿そのままに、〈大フーガ〉をフィナーレに置いて演奏します。哀しみを心に刻み、あるいは苦労を超越して、音楽の力によって作曲家が見た《光》と《影》を、ぜひ作品の中から読み取っていただきたいと思います。

 音楽を身近に愉しむ方法にはいろいろなスタイルがありますが、私たちは特に「生で音楽を愉しむこと」の意義を、小金井市民の方々にお伝えしたいと願っています。それは演奏家の息づかいを肌で感じ、「そのときそこにしかない」一期一会の出会いの中で、お互いが伝え、受け取るという営みの中で成立する、かけがえのない時間だからです。それはまた、人と人との繋がりが希薄になっている昨今、日頃よりほんの少し親密な時間を、重過ぎることなく皆様に共有していただくことによって災害や非常時にも強い、しなやかな「新しいコミュニティ」を築いていくことにつながると、私たちは考えています。
 どうぞ、お楽しみに。

*****

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October 17, 2018

♪♪アンサンブル・ヴィーノ 第3回演奏会~音楽夢紀行 III ~

10月も下旬に入り、いよいよ迫ってきました(汗。
リハーサルも大詰め。仕上げに向けてもうひと頑張り(^^;

 

  * * *

 

♪♪アンサンブル・ヴィーノ 第3回演奏会
   ~音楽夢紀行 III~
     ――弦・管・鍵の素敵な出会い ♪♪

 

2018年10月27日(土) 14:00開演
武蔵境スイングホール(JR中央線・武蔵境駅北口すぐ)

 

・曲目
 テレマン/2つのヴァイオリン、ヴィオラ、トランペットと
       通奏低音のための協奏ソナタ
 プロコフィエフ/ヘブライの主題による序曲
 ♪ヴィーノ・オリジナル演出による音楽物語
  「ある兵士とヴァイオリンのお話」
   演出:家田淳、脚本:足立優司
 ストラヴィンスキー/ピアノ三重奏版「兵士の物語」

 

    ~♪~♪~

 

 フーゴ・ヴォルフ/イタリアン・セレナード
 シベリウス/ロマンス
 コープランド/組曲「アパラチアの春」
  (ヴィーノ監修による室内楽版)

 

・出演
 ヴァイオリン=前田知加子、藤岡素子
 ヴィオラ=古谷浩行
 チェロ=前田浩剛
 コントラバス=腰塚康博
 ピアノ=平野義子
 フルート=田村 薫
 クラリネット=足立紀子
 ファゴット=吉田達矢
 トランペット・ナレーション=足立優司

 

・料金 全席自由/2,000円

 

・チケットのお申込み 小金井音楽談話室・ヴィーノ係
              042-388-8099
              ensemble_vino@yahoo.co.jp

 

  * * *

 

このコンサートでは、2つの実験を進行中。

 

一つ目は、ストラヴィンスキー「兵士の物語」を、作曲者自身が編曲して出版した「ピアノトリオ版」を用いて、その選曲にピタッとはまるように、新しく物語の脚本を書き下ろしたこと。もちろん、原作の精神を尊重し、本筋は変えずに。しかし全体で30分の、新しい音楽物語になりました。
そして気鋭の演出家、家田 淳さんによって、現在を生きる私たち自身が、資本主義の大きなシステムの下では、ある意味「兵士」であることに気付かせてくれるような斬新で意義深いディレクションが加わり、とても魅力的な舞台作品になろうとしています。
あとは、自分で書いたんだから、と、きちんと暗唱してコンテキストまでお客様にお伝えできるように、読みの稽古に勤しんでいます。

 

もう一つ、20世紀アメリカを代表する傑作バレエ組曲「アパラチアン・スプリング」を、弦楽四重奏とコントラバス、フルート、クラリネット、ファゴットと、ホルン(一部フリューゲルホルン)の十重奏にて演奏します。
ほかのパートは概ね、バレエ版に13楽器のための版があるので、それを参考にしつつ、プレス(ポスト)ホルンのためのパートを、試行錯誤しながら作っていく作業をしています。ファゴット、クラリネットと相性の良い、ホルンらしい音色を出すため、楽器の改造とマウスピースのセッティングにも目途が付いたところ。3番枝管には、お手製で継ぎ足しパイプを作り、ベルに付くくらいまで延長したことで、音程が良くなりました。
ホルンのマウスピースは2種類を使い分けることに。シルキーの深いマウスピースに、Bob Leevse 43 のリムをスクリュー加工で取り付けたもの(リムのエッジを残し、斜めに削ってカップとの段差を無くしてあります)と、Bach 10 との使い分け。

 

結果が出せたら(好評なら)、いわきの企画で、プロに同じことをやってもらおうかな、と(あ、ホルンとナレーションは別の人に頼みますから…… ^^;)

 

 

ともかく、普通ではまずお聴きいただけないプログラムです。どうぞ、お楽しみに!!

 

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September 06, 2018

【小金井音楽談話室16】 11/16 「ストリング・狂(マニア)!~戸田弥生 ソロヴァイオリン・リサイタル」

 大阪北部(北摂地域)の地震、西日本豪雨、台風の立て続けの襲来(中でも、先日の21号による大きな被害)、そして今日、北海道胆振地方を襲った大地震……未だに、2011年3月の“あの時”をまざまざと思いだして、胸のつぶれるような痛みを感じてしまいます。
 被害に遭われた多くの方々の、一日も早い日常生活の回復を心からお祈りしております。

   * * *

 私たちのささやかな活動である「小金井音楽談話室」は、東日本大震災の現場いわき市からの、“文化による復興”の成果を東京でも明らかにし、非常時にいかに文化・芸術が人の心を護るのか、その実例をご紹介しながら、少しでも音楽が身近に感じられる時間を過ごしていただくことを目指した取り組みです。

 東日本大震災の被災地のひとつ、福島県いわき市での「芸術文化による復興支援」の取り組みから得られた数多くの知見、特に「人が想像を越えた非常事態に直面した時、最後は人の五感を震わせ、癒し、奮い立たせる力を持つ芸術だけが拠り所となる」という事実を基に、私たちはその後も地震、豪雨など自然災害の脅威にさらされる日本各地の状況に心を痛めつつ、非常時への「心の備え」のひとつとして、日ごろから芸術に親しんでおくことの重要性を再認識しています。「第16回 小金井音楽談話室」が、「音楽の身近な生活」への一つのきっかけとなりますように。

 * * *

第16回 小金井音楽談話室
「ストリング・狂(マニア)
 ~戸田弥生 ソロ・ヴァイオリンリサイタル」

●2018年11月16日(金) 18:45開場/19:15開演

●小金井 宮地楽器ホール・小ホール (1F)
  (JR中央線 武蔵小金井駅南口駅前)

●出 演:
  ヴァイオリン  戸田 弥生
   (1993年 エリザベート王妃国際音楽コンクール第1位)

  ※ご案内  足立優司
   (小金井音楽談話室ディレクター、
      いわきアリオス音楽学芸員)

●曲 目:
  バルトーク/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ より
            第1楽章 “シャコンヌのリズムで”
  J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番
            より “プレリュード”
  マックス・レーガー/“プレリュード ”ニ短調 op.117, no.6
  イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
            より 第2楽章 “フーガ”
  J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
           より 第2楽章 “フーガ”
  イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番
         ホ長調 op.27-6

        * * *

  一柳 慧/“展 望” Perspectives
  ストラヴィンスキー/エレジー
  J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
            より “シャコンヌ”

●入場料:
  全席自由 2,800円、シニア(65歳以上)2,300円、
       学生1,800円

======== ======== ========
 【関連企画】 *同日開催*

  17:00~18:00(16:40開場)

 「小・中・高校生のためのミニ・コンサート」
  ※ 出演者によるレクチャー付き

 ◆入場料/高校生以下 500円 一般 1,500円
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■主催・お問合せ:
  小金井音楽談話室 042-388-8099
      E-Mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
          (◎をアットマークに変えてください)
      ※メールにてチケットご予約の方は、お名前と
        ご連絡先、枚数をお知らせください。

■企画協力:KAJIMOTO 03-3574-0969

■ チケットのお取り扱い場所:
  ・TERAKOYA 042-381-1101
       小金井市前原町3-33-32 ※月曜定休
  ・菊屋文具店 042-381-1379
       小金井市本町1-7-6 ※水曜・日曜定休
  ・セレクトショップゆうすい 042-301-7347
       小金井市中町4-14-15(前原坂上交差点角)
       ※日曜・祝日定休
  ・ブックスキャロット 042-387-0031
       小金井市梶野町5-1-5(東小金井駅北口すぐ)
       ※年中無休
  ・小金井 宮地楽器ホール2F事務局
         (窓口のみでのお取扱い)

■後援:小金井市、小金井市商工会


  ※よろしければ、下記のブログもご覧ください♪
   https://koganei-music.at.webry.info/

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☆彡特別企画 (限定30席)☆彡☆彡☆彡

「ランチタイム・コンサート」
 ~老舗フレンチ・レストランで過ごす 至福のひととき~

※日時  2018年11月8日(木)
       13:00~15:30頃 (12:30 受付開始)
※会場  フレンチレストラン TERAKOYA

 小金井市が誇る都内屈指のフレンチ・レストラン TERAKOYA(寺子屋)で、一流シェフがこの日のためにご用意する特別メニューによる本格的なフレンチ・コースと、一流演奏家による生演奏をお楽しみになりませんか?
 今回は、世界的に活躍を続けるヴァイオリニスト、戸田弥生さんの演奏をすぐ近くでお聴きいただけます♪ 
 ぜひ、お早目にお申込みください。

◎演 奏 : 戸田弥生(ヴァイオリン)
※演奏時間は40 分程度です。
   (11/16 本公演より一部の演目を演奏)

〔料金〕
・ランチタイムコンサート:6,000 円
   (お食事とミニ・コンサートのセット)

※ 限定 30席 ※

     ◆ Menu ◆
     オードヴル~ポタージュ~メイン(お肉料理)
     ~デザート~食後のコーヒー

※ご予約受付は一週間前 〔11月1日(木)〕 までとさせていただきます。
※公演の3日前よりキャンセル料が発生します(3日前~30%、当日100%)。

 ・・・  ・・・

♪ ランチタイムコンサートのご予約・お問合せは・・・

・小金井音楽談話室 Tel 042-388-8099
   E-mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
       (◎をアットマークに変えてください)

・TERAKOYA  Tel 042-381-1101

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 今回は、「生で音楽を聴く」愉しみを少しでも身近に感じていただくための「入り口」として、“クラシック音楽を代表する楽器”でもあるヴァイオリンに焦点を当て、その音色の魅力と秘密に迫るコンサートを開催します。「弦楽器」の中でもっとも難しく細かい旋律を演奏することができるヴァイオリンを、単独の音色だけでお楽しみいただく、という趣向です。
 古来その音色は偉大な作曲家たちに愛され、「音楽の父」バッハは6つの無伴奏ヴァイオリンのための作品を書き上げましたが、その後のヴァイオリンの発展においては、超絶技巧で演奏することが持てはやされ、伴奏付きの演奏が一般となったため、再びシンプルにその音色の美しさを楽しむ、一本だけの無伴奏作品が創られはじめたのは、近代になってからでした。
 このコンサートでは、「弦楽器」の持つ最大の特徴=「弦を弓で擦って演奏する」ことで得られる “美” を極限まで追究した作曲家たちが、精魂を込めて書き上げた選りすぐりのプログラムをお届けします。

 演奏するのは、1993年に、ヴァイオリンの世界で最も権威ある「エリザベート王妃国際コンクール」に優勝し、世界的な活躍を続けて、今や日本を代表するヴァイオリニストとして、常に高い評価を受けている戸田弥生さん。コンサートで世界最高水準の演奏にまじかに接して、「世界とつながる窓」から聞こえる響きをお楽しみいただくことができます。

 音楽を身近に愉しむ方法にはいろいろなスタイルがありますが、私たちは特に「生で音楽を愉しむこと」の意義をお伝えできれば、と願っています。それは演奏家の息づかいを肌で感じ、「そのときそこにしかない」一期一会の出会いの中で、お互いが伝え、受け取るという営みの中で成立する、かけがえのない時間だからです。それはまた、人と人との繋がりが希薄になっている昨今、日頃よりほんの少し親密な時間を、重過ぎることなく皆様に共有していただくことによって災害や非常時にも強い、しなやかな繋がり=「新しいコミュニティ」を築いていくことにつながると、私たちは考えています。

 どうぞ、ご期待ください。

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August 15, 2018

お盆、そして終戦記念日

連日の猛暑、今日も蒸し暑い一日です。平成最後の夏、そして本日は、73年目の終戦記念日。
心新たに、平和を願う一日です。

お盆期間も出勤していますが、日々変わらぬ日常が続くこともまた、ありがたいことであると感じます。私たち一人ひとりが、「平和を守っていく」という意識をもって、主体的に行動していくことが必要なのだと、想い・願いと決意を新たにする一日です。


*****

今年も例年通り、木曽音楽祭のフェスティバルコンサート3日間分の曲目解説を書かせていただきました。


♪♪第44回 木曽音楽祭♪♪

●前夜祭コンサート
  8月23日(木) 19:00~ 木曽町中学校体育館

●フェスティヴァルコンサート1
  8月24日(金) 19:00~ 木曽文化公園文化ホール

・曲目
 ラインベルガー:ピアノ六重奏曲 op.191b
 シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 op.114 D.667
          「ます」
 チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 ニ短調 op70
            「フィレンツエの想い出」

●フェスティヴァルコンサート2
  8月25日(土) 17:00~ 木曽文化公園文化ホール

・曲目
 ドホナーニ:ピアノ五重奏曲 第1番 ハ短調 op.1
 スタンフォード:九重奏曲 ヘ長調 op95
 ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 op.20

●フェスティヴァルコンサート3
  8月26日(日) 15:00~ 木曽文化公園文化ホール

・曲目
 シュポア:弦楽八重奏曲 第1番 ニ短調 op65
 ミヨー:フルート、オーボエ、クラリネットとピアノ
     のためのソナタ
 ドヴォルザーク:セレナード ニ短調 op.44

【料金】
・前夜祭コンサート◇一般:1,000円/小・中学生:無料
             全席自由
・フェスティヴァルコンサート◇
             一般:4,000円/小・中学生:2,000円
             全席指定
・通し券◇11,000円(前夜祭コンサートチケット付)
      (限定100枚・木曽音楽祭事務局のみ取扱)

・予約電話番号 0264-21-1222(木曽音楽祭事務局)


19世紀・ロマン派音楽の潮流を詳しく知る上で、音楽史からは抜け落ちていても、初期ロマン派から後期ロマン派への流れが、決して一本道ではなかったこと――実は大切な役割を果たした多くの作曲家たちがいることを、改めて再確認しています。
この時代、音楽にとっても激動の時代であり、“新しい技法”は、すぐに“もっと新しい技法”にとって代られる、ということを繰り返していました。

こうした流れは、実は音楽史の中で過去に3度、繰り返されてきたことでした。

・複雑を極めた、オルガヌムや中世のモテトゥスから、音楽のルネサンスへ
・再び複雑化の途を辿ったポリフォニーから、モンテヴェルディのモノディへ
・バッハ後に乱立した、多くの前古典様式の流派から、ハイドンのソナタ形式へ

そしてベートーヴェン後のロマン派時代にも、多様化と複雑化、刷新と変革が追究されてきました。

その中で、伝統の技法を守る人たちもいれば、混沌の中から、新たなスタンダードを築き上げることに成功した人たちもいたのです。
それら「知られざる」作曲家たちの隠れた名曲にも、ぜひ耳を傾けていただければと思います。


*****

さて、今年の10月27日(土)、室内合奏団「アンサンブル・ヴィーノ」が、3年ぶりに演奏会を開催します(^^)。


♪♪アンサンブル・ヴィーノ 第3回演奏会
   ~音楽夢紀行 III~
     ――弦・管・鍵の素敵な出会い ♪♪

2018年10月27日(土) 14:00開演
武蔵境スイングホール(JR中央線・武蔵境駅北口すぐ)

・曲目
 テレマン/2つのヴァイオリン、ヴィオラ、トランペットと
       通奏低音のための協奏ソナタ
 プロコフィエフ/ヘブライの主題による序曲
 ♪ヴィーノ・オリジナル演出による音楽物語
  「ある兵士とヴァイオリンのお話」
   演出:家田淳、脚本:足立優司
 ストラヴィンスキー/ピアノ三重奏版「兵士の物語」

    ~♪~♪~

 フーゴ・ヴォルフ/イタリアン・セレナード
 シベリウス/ロマンス
 コープランド/組曲「アパラチアの春」
  (ヴィーノ監修による室内楽版)

・出演
 ヴァイオリン=前田知加子、藤岡素子
 ヴィオラ=古谷浩行
 チェロ=前田浩剛
 コントラバス=腰塚康博
 ピアノ=平野義子
 フルート=田村 薫
 クラリネット=足立紀子
 ファゴット=吉田達矢
 トランペット・ナレーション=足立優司

・料金 全席自由/2,000円

・チケットのお申込み 小金井音楽談話室・ヴィーノ係
              042-388-8099
              ensemble_vino@yahoo.co.jp


 斬新な演出でお贈りする音楽物語「ある兵士とヴァイオリンのお話」。
 ヴィーノならではの編成によってお楽しみいただく「アパラチアの春」は、プレトーク付き。
 この2つの物語を軸とした渾身のプログラムです。

 ピアノ、弦楽器と管楽器の多彩な組み合わせによる室内楽の調べをお届けする“アンサンブル・ヴィーノ”。今回は前半・後半に「物語」を題材にしたバレエ音楽から生まれた、室内楽版の名作「組曲」をお贈りします。

 まずは20世紀を代表するイーゴリ・ストラヴィンスキーが生んだ傑作「兵士の物語」から、作曲者自身が編曲したピアノトリオ版。そこに、原作の精神にできるだけ添いながらも、全く新しく書き下ろしたヴィーノオリジナル脚本と、気鋭の演出家、家田 淳のディレクションによる新演出を加え、約30分のの音楽物語に仕上げます!

 もう一つの聴きどころは、第二次世界大戦のころからアメリカ芸術を牽引した振付家マーサ・グレアム、作曲家アーロン・コープランド、日系の美術家イサム・ノグチによるコラボレーションから生まれ、1945年にピューリッツァ音楽賞を受賞したバレエ「アパラチアの春」の、ヴィーノオリジナル監修による室内楽版組曲。プレトーク付きで、感動的なその物語を、音楽の流れにそって想像しながらお楽しみいただけます。

 同時期に活躍しながら、個性も作風も異なる巨匠たちが遺した2つの名作。それらをつなぐのは、300年の時代をまたぐ室内楽の名曲たち。アンサンブル・ヴィーノによる“音楽のブーケ”を、どうぞお楽しみに。


***

 今回のコンサート、音楽物語「ある兵士とヴァイオリンのお話」では出演者全員によって、演奏・ナレーション・演技のコラボレーションをお贈りします。


・演 出   家田 淳

・演 奏
 ピ ア ノ    平野義子
 ヴァイオリン  前田知加子
 クラリネット  足立紀子

・キャスト
 兵士タツヤ   吉田達矢
 悪 魔      古谷浩行
 悪魔の娘    田村 薫
 姫       藤岡素子
 王国の人びと  前田浩剛、腰塚康博

・ナレーション  足立優司

家田淳の斬新な演出により、新たな命を吹き込まれた「兵士の物語」。ヴィーノならではの楽しい舞台をお届けできるよう、頑張ります♪


***

一方、「アパラチアの春」は、弦楽四重奏とコントラバス、ピアノ、フルート、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペットという編成で、全10人で演奏します(演奏する箇所はオーケストラ版の「組曲」と同じ)。


あれっ? と思われた方……正解です。

今回使用するのは、
・High-Fシングルのミニ・ホルン
・古いDes管(バロックピッチのD管)のロータリー・フリューゲルホルン

……です。(← C管、使わないことになりました^^;)

High-F管のミニ・ホルンは、最近はもう作られていない(台湾や中国製のポケットホルンは全てHigh-Bb管に統一された)のですが、ちょうど左手用のロータリーが付いたプレスホルン(※)のような楽器です。

↑ 浜松市のバルドン楽器さんによるHigh-Fミニ・ホルンが、そのものズバリ「ロータリーポストホルン」の名前で販売されています。
http://www.bardongakki.co.jp/product/67

F管である分、管が長いので巻きもきちんとホルンらしく無理がなく、音程も修正しやすいのが特徴です。一方ベルは首が細く(何と、トランペットのストレートミュートが使えます)、大きさのバランスとして、通常のホルンを縮小コピーした割合を保っています。ベル径はBb管トランペットと同じ125mm。

但しデザインの関係か(材料の関係かも知れない)、3番管が必要な長さより短いため、それを延長する改造を施しています。確かに、普通のホルンの3番管は長ーいですよね(^^;

ちなみに手持ちのBb管プレスホルン(右手でロータリーを操作する、トランペットシャンクの楽器)と比較すると、巻きの大きさもベル径もほぼ同じですが、ベル首の太さは異なり、こちらはフリューゲルのベルに近いものです。
High-Fミニ・ホルンはホルン奏者が演奏する用に作られているため、マウスパイプもホルンシャンクです。そこで今回も、Bachホルン用マウスピース10番で吹きます。これは口径がトランペット用マウスピースとほぼ同じ(Bachの1番くらい)で、しかもリム面が薄いとはいえ平らで、リムのエッジもちゃんとあるので、トランペット吹きにとっては非常に使いやすい、ありがたいものです。
チェロやヴィオラ、それからヴァイオリンの低音を補強する場面で、はっきりした音色が欲しいけれど、全体に溶け込みたいところで登場。

※プレスホルンとポストホルンの違いが近年明確にされ、プレスホルンの方は小さい巻きの信号ホルンで、狩りの場面で使用されたものです。ポストホルンの方は逆に大きな巻きの(何と、巻いていないストレートの物もあった)信号ホルンで、名前の通り郵便馬車で使用されました。

一方、ロータリーフリューゲルの方は古い楽器のため、マウスパイプとマウスピース・シャンクのフィット感がかなり微妙でした(汗)。そこで、そういうときのために用意してあるアダプターを挟み、さらにチューニングマウスパイプを長めに引き出して、1番管と3番管の抜きしろも調節することで、めでたくC管として使用できるようになりました。C管のフリューゲルは貴重で、ありがたい限り(^^) ……ちょっと不格好ですが(^^;)。
ベルの口径は普通のトランペットと同じながら、ベルの首が非常に太く、狭い朝顔部にはクランツが付いた古いスタイル。
Best Brassの1Xを使うと明るく柔らかい音色で、なかなか良い感じになります。
こちらはヴァイオリンのトゥッティによる旋律の補強や、クラリネット・フルートの旋律に変化を与えるための箇所で登場します。


ところでこの「アパラチアの春」、実は原題の“Spring”という言葉は「春」の意味ではない(英語版のWikipediaに載っていますが、日本語版には載っていませんね)のです……。
場所も季節も、作曲時点では限定されていなかった(当初は「マーサのためのバレエ」と題されていた)ものが、初演の直前にマーサ・グレアムが提案した “Appalachian Spring” というタイトルになりました。その言葉の出典元となったのは、ハート・クレインの叙事詩『橋』の中にある“The Dance”という詩の一節(クレインの詩に関する研究書や解説書にも “O Appalachian Spring ~”から始まる一節が載っています。意味としては、アパラチア山脈の岩棚で見つけた“Spring”が、東に曲がり、やがて北方に達する……という内容)。
ハート・クレインの人物像から推察すれば、アパラチア山脈と、そこで見つけた“Spring”の意味も判断できる、ということなのですが、作曲者コープランド自身、その演奏を聴いた観客たちから「春を迎えたアパラチア山脈の美しさを讃えた、素晴らしい音楽」という賛辞を贈られて苦笑いした、と伝えられていることから、アメリカでも「アパラチアの春」として通用しているので、まぁ、良いかと(^^;)


もう一つ、この作品に引用されている「シンプル・ギフト」という、キリスト教復興運動シェーカー派の著名な讃美歌の旋律による変奏曲も聴きどころです。シェーカー派とは元々、17世紀イギリスに誕生したプロテスタントの一派であるクエーカー(※)に端を発し、その中でも最もラディカルな「シェイキング・クエーカーズ」というグループに属した、アン・リー(Ann Lee, 1736~84)によって設立され(クエーカー=震える者、に対して、シェーカー=揺さぶる者)、1747年に分派しました。1774年に北アメリカに移住。米国東部(メイン州が中心)にその本拠を置き、最大約20万人が入信したとされていますが、実際に19世紀中ばの信者数は6000人ほどで、現在ではほぼ残っていないとされています。

※ちなみにクエーカー教徒の方も宗教弾圧のため早い時期にアメリカに渡り、ウィリアム・ペン(William Penn, 1644~1718)がフィラデルフィア市を拓くなど、ペンシルヴェニア州の基礎を築きました。

19世紀の「フロンティア・スピリット」を体現し、それを受け継ぐアメリカ音楽の源泉でもある、雄大なスケールの音楽を皆さまにお届けしたいと思います。


*****

(8/24追記)

1.何とか一日半の休みを確保し、いわきから木曽福島まで、第44回木曽音楽祭の「前夜祭コンサート」を聴きに行ってきました(先ほどいわきの事務所に帰着)。

3日間の「フェスティバルコンサート」とは異なり、洒落た小品やソナタの1つの楽章、また予告編などの演奏を楽しむ「前夜祭コンサート」は、木曽町の中心に近い木曽町中学校の体育館で開催。

プログラムと演奏者は、
・ショパン/マズルカ第40番、第41番
        Pf:津田裕也
・テンプルトン/ポケットサイズソナタ第1番
        Cl:金子平、Pf:寺島陸也
・ボッテシーニ/パッショーネ・アモローザ
        Cb:星秀樹・菅原政彦、Pf:寺島陸也
・ヘンデル(ハイフェッツ編曲)/パッサカリア
        Vn:久保陽子・白井圭
・ドビュッシー/沈める寺(前奏曲第1集)
        Pf:寺島陸也
・ブラームス/ヴィオラ・ソナタ第1番 より 第1楽章
        Vla:佐々木亮、Pf:津田裕也
・ビゼー(山本真編曲)/「カルメン」より
                 セギディーリア
                 第3幕の間奏曲
                 第1幕への前奏曲
        Fl:佐久間由美子
        Ob:古部賢一、浅原由香
        Cl:山本正治、金子平
        Fg:岡本正之、河村幹子
        Hr:日高剛、山本真
        Cb:菅原政彦

今年で44回目、現在と同じ運営体制になってからも既に34年の歴史を誇る木曽音楽祭は、木曽町教育委員会が中心となり、教育長・副町長以下、歴代の音楽祭関係者も総出で手作りで運営されています。8日間にわたり、演奏家が木曽町に滞在してリハーサルを重ねてコンサート本番を迎える、その間は朝・夕と毎日2食を、調理ボランティアの奥様方が交代で作り続けてくださっています。こうして、街ぐるみで創り上げられている音楽祭、演奏家もその温かなサポートに素晴らしい演奏で応えています。

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May 05, 2018

【小金井音楽談話室15】 6/10(日)開催の2つのコンサート♪「0さいからきく やさしいコンサート」&「懐かしの名曲! 世界をめぐるコンサート」♪

ゴールデンウィークも後半戦の本日は「こどもの日」。気が付くと、今年の残りも240日(^^;

5/2(水)に、府中療育センター(都立総合医療センターの一角にあります)さんより5月のお誕生会に合わせてコンサートのご依頼をいただき、アンサンブル・ヴィーノの仲間たちとともに演奏を行ってきました♪

実は療育センターでのコンサートは3回目、今回伺った病棟は、昨年7月の「七夕 お楽しみ会」以来2回目でした(^^)。

毎回、今月誕生日を迎える方々お一人ずつに「Happy Birthday」を演奏するところから始まり、記念撮影なども行われた和やかな雰囲気の中でコンサートを行います。今回は童謡「こいのぼり」からスタート♪

懐かしい日本の歌やクラシック作品を演奏しました。

そんな中の一曲で、ヴァイオリンのChikakoさんと、チェロのHirotakaさんとともに何とモーツァルトの「Eine kleine Nachtmusik」の第1楽章を、クラリネットのKikoさんが第2ヴァイオリン、そしてこちらはヴィオラパートを演奏するという試練を受けてきました(汗。
この曲は古典派のセレナードですから、まあ「屋外で大勢で演奏する」作品と考えるなら、少しばかり指定と異なる楽器で演奏しても、それなりに意味はあると思いますが……内声が管楽器なのに、外が弦楽器という編成は、鍛錬のため以外の何物でもない状況でした。

思案の末、フリューゲルホルンを使い、ベルにクロスを掛け、座って膝の間にベルを隠しながら極力ピアノを維持する、ということに。音を鳴らすための最低限の息の量を常に保ちながらも、八分音符は弦楽器に合わせて弾むように、対旋律を担う部分と伴奏に回る部分とのキャラクターの切り替えをすばやく、またピアノのGuikoさんに聴いてもらって、出過ぎの部分を指摘してもらいながら……
ピアニッシモでいかに美しくアンサンブルに溶け込むか、という訓練になりました(^m^;)。


アンサンブル・ヴィーノは今年10月27日(土)、中央線武蔵境駅北口すぐの武蔵境スイングホールで、3年ぶりに公演を行うことが決まりました(^^)。詳細が決まりましたら、こちらでもご報告します♪

*****

さて、小金井音楽談話室では来月、木管アンサンブル「風の五重奏団」とその仲間たちによる2つのコンサートを、6月10日(日)の午前と午後に、それぞれ行うことになりました。

 ♪♪♪ ♪♪♪

《1》 「0さいからきく やさしいコンサート」

♪日 時 ● 2018年6月10日(日)
      10:00開場 10:30開演(約45分間)

♪出 演 ● 風の五重奏団(木管五重奏)
        丸田悠太(フルート)
        池田祐子(オーボエ)
        西尾郁子(クラリネット)
        藤田 旬 (ファゴット)
        小川正毅(ホルン)

        足立優司(ご案内)

♪プログラム:

 ・ハイドン/「ディヴェルティメント」より 第1楽章
 ・ニールセン/「五重奏曲」より 第1楽章
 ~共演コーナー~
  皆さんのハンドベルと一緒に、パッヘルベル/カノン
 ・ベリオ(谷川俊太郎 訳)/「作品番号獣番」より
                  “ねこ と ねこ”

  ※カーペットを敷き、直に座ってお聴きいただきます。 
    必要に応じ、座布団・タオルなどをお持ちください。
    (後方に、いす席も若干ございます。)

  ※※授乳・おむつ替えスペースあります(B1階 和室)。


     * * *


《2》 「懐かしの名曲! 世界をめぐるコンサート」

♪日 時 ● 2018年6月10日(日)
      13:30開場 14:00開演(約60分間)

♪出 演 ● 風の合奏団 ~“風の五重奏団”と仲間たち~
        丸田悠太(フルート)
        池田祐子(オーボエ)
        西尾郁子、瀧田奈々子(クラリネット)
        藤田 旬 (ファゴット)
        小川正毅(ホルン)
        高江洲 愛(ハープ)

        足立優司(ご案内)

♪プログラム: 近衛秀健(編)/
  「日本の歌メドレー」
    ~さくら~故郷~荒城の月~赤とんぼ~七つの子
    ~浜辺の歌 ほか
  「フォスター・メドレー」
    ~故郷の人々(スワニー河)~おおスザンナ
    ~夢路より ほか
  「イタリア民謡メドレー」
    ~サンタ・ルチア~村の娘~カタリ・カタリ ほか
  「ドイツ民謡メドレー」
    ~もみの木~ちびっ子ハンス~野ばら ほか
  「ロシア民謡メドレー」
    ~黒い瞳~バイカル湖のほとり~カチューシャ
    ~泉のほとり ほか
  「諸国川尽くし」
    ~パリの空の下セーヌは流れる~ローレライ~花
    ~ステンカ・ラージン~スワニー ほか

    ※いす席になります。

   * * *

《1》、《2》の公演とも、

♪会 場 ● 小金井 宮地楽器ホール
         小ホール(1階)
     (JR中央線・武蔵小金井南口駅前)  

♪入場料 ● 各回、全席自由 一般2,000円
             シニア(65歳以上)1,800円、
             小学生以下 500円


♪主催・お問合せ ● 小金井音楽談話室
      TEL/FAX : 042-388-8099
       E-Mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp 
 
 (メールアドレスは◎をアットマークに変えてください)
    ※ メールにてチケットご予約の方は

    《1》 0さいからきく やさしいコンサート

    《2》 世界をめぐるコンサート

 のどちらをお申込みか、また、お名前とご連絡先、
 枚数をお知らせください。

♪後 援:小金井市、小金井市教育委員会、小金井市商工会、
     日本音楽家ユニオン


 ♪♪♪ ♪♪♪


 音楽を身近に――

 日常生活の中に、「生で音楽を楽しむ」という選択肢をひとつ取り入れていただきたい、という願いを込めて開催している「小金井音楽談話室」も6年半、14回の公演を継続することができました。

 今回は、私たち小金井音楽談話室が節目節目で開催している「子育て支援コンサート」を、《1》「午前の部」としてお贈りします。子そだてをしていらっしゃるお父さん・お母さん方、そしてこの街で育っている元気なキッズたちへのプレゼント・コンサート。0歳から入場できる、お子さんとそのお父さん・お母さん、ご兄弟を中心に、間近で本格的な演奏が楽しめるコンサートになっています。
 演奏者によるお話つきで、さらにスライド投影もあり、楽器のアップ画像なども見ながら説明を聞くことができるので、とても分かりやすく、クラシック音楽になじみのなかった方でもお楽しみいただけます。


 また《2》「午後の部」は新企画! 「懐かしの名曲」の数々を、関連のあるグループごとにメドレーにしてお楽しみいただきます。これら、“おとなの愛唱歌”の数々をまとめ上げたのは何と、戦前にドイツで活躍したわが国を代表する指揮者、近衛秀麿氏の御子息、近衛秀健氏。その秀健氏の遺品から見つかった貴重な楽譜を発掘、整理し、なおかつ出版することに尽力したのが、今回の出演者のリーダー、ホルン奏者の小川正毅さんです。


 弦楽四重奏や金管アンサンブル、ましてやサクソフォン四重奏など、同族楽器や似ている楽器によるアンサンブルと異なり、木管アンサンブルはそれぞれが発音原理から異なる楽器の集まりです。「親和性」がアンサンブルに大切な要素ではあるものの、木管アンサンブルでは他の形態よりその部分が薄まっています。しかしそれは「弱点」というものではなく、そういう特色、つまり木管アンサンブルは、「ソリストの集まり」なのです。それだけに音色の変化の度合いが大きく、幅広い表現が可能です。だからこそ近衛秀健氏は「木管アンサンブル」の編成によって、このメドレーを作ろうと考えたのでしょう。色彩感豊かに奏でられる「懐かしの名曲」を、ぜひお楽しみください!

     * * *

♪出演者プロフィール


「風の五重奏団」

 2005年結成。東京・三鷹の三鷹市芸術文化センター“風のホール”を拠点とし、全国各地で活躍。特に文化庁の芸術家派遣事業等のアウトリーチ活動は年間150公演を越える。

 CDは、2008年に「動物の謝肉祭」、2010年に「17のヴァリエーション」、2012年に「作品番号獣番」(所収のベリオ「作品番号獣番」は現在、谷川俊太郎訳による日本語版唯一の録音)、2015年に「夏の音楽&世界の名曲メドレー」(「世界の名曲メドレー」はドレミ楽譜出版社から楽譜の同時出版を実現)を、いずれも ありのみ株式会社 よりリリース。音源は amazon、iTune 等各サイトにて配信中。特に「作品番号獣番」は『現代音楽』誌で推薦版に選ばれたほか、「幼い子供でも気軽に木管五重奏に親しめる良質なコンテンツ作りに成功」(CDジャーナル)、「家族で長く楽しみ味わえる上質なアンサンブルが満載」(バンドジャーナル)等、音楽関係各誌で高い評価を得ている。

 2017年5月には「ラ・フォル・ジュルネ新潟2017」音楽祭に出演、10月には「作品番号獣番」がNHK-FMで放送された。現在、わが国で最も活発に活動している木管アンサンブルの一つである。


「風の合奏団」 ~“風の五重奏団”と仲間たち ~ (午後の部のみに出演)

 2006年、山形県酒田市で行われた小学生のための公演をきっかけに結成。2005年結成の“風の五重奏団”を母体とし、2015年結成の“森の五重奏団”を姉妹団体として持つ。メンバーの多くは文化庁「文化芸術による子供の育成事業~芸術家の派遣事業」の登録芸術家であり、豊富な演奏・指導経験を持っている。
 主に“風の五重奏団”をサポートする形で木管五重奏の編成で活動するが、サン=サーンス作曲(梅本由紀編曲)による「動物の謝肉祭」、モーツァルト作曲(小川正毅編曲)による「落語でオペラ“ドン・ジョバンニ」等、ピアノや弦楽器、落語家との共演実績もある。今回は木管五重奏にハープを加えた編成と、木管五重奏にクラリネットをさらに1本加えた珍しい編成で演奏をお楽しみいただく。

 ♪♪♪ ♪♪♪

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April 19, 2018

アリオス開館10周年

新年度が明けて、体制が変わってバタバタになっている間に、もう4月も下旬(汗。

いわきアリオスはおかげさまで無事に、何とか開館10周年を迎えることができました。
思い返せばあっという間でもあり、しかし、先の見えない時期を、この街の人たちと共に過ごした7年のことを考えれば、3分の2が順調ではなかったのですから、感慨もひとしおの気持ちになります。前を向こうと努力する人々と、常に共にあることを目指し、それを誇りとした10年でした。

昨年秋に、アリオスの10周年を記念する「アリオスペーパー」の特集のため、特別に対談してくださった柳家小三治師匠と小山実稚恵さんを、“開館10周年記念公演”(春の巻)として相次いでお迎えし、素晴らしい舞台・ステージをつとめていただきました。なんと贅沢な、幸せな10周年記念公演だったことか(^^)。


クラシック音楽担当としては、小山さんに前日昼からいわきにご滞在いただいて、じっくりとリハーサルをしていただくことができたことが何よりの幸せでした。少しでも、小山さんの演奏にふさわしいものを、と意気込んで書いたプログラム解説は、長くなってしまったものの(^^;、小山さんには大変喜んでいただくことができ、キュレーター冥利に尽きるひとときでした♪

さらに、専属調律師の杉浦さんに張り付きで、その作業を見学させていただく機会にも恵まれました。杉浦さんは私が心から尊敬する3人の調律師の一人(ほかの二人が誰かによりますよね、と杉浦さんには言われましたが……)で、アリオスのスタインウェイの状態維持に責任のある私にとって、小山さんのご意見と杉浦さんの技術力は、天からの「み言葉」のように思えるのです(^m^)。

 ***

ところで今年度より、アリオス企画制作課に「音楽学芸グループ」が新設され、私のポストとしてはそのチーフ・キュレーター、つまり、俗称で“音楽学芸員”ということになりました。これまでの職務内容に組織が追いついた、ということでしょうか。

しかしながら、中堅の音楽制作スタッフが退職してしまったので、久々に現場復帰ともなりました。すっかり鈍っていて、小山さんのコンサートの現場でも“あたふた”してしまいましたが。。。いかんいかん(^^;
はやく勘を取り戻さないと……(汗。

という中で、明日4/20(金)の19:00から、アリオスの音楽小ホールにて「いわき室内楽協会コンサート2018/2019<第21回>フランスの至宝 ジェラール・プーレ氏を迎えて」公演を開催します。こちらの方はずっと担当してきたものなので、何とか大丈夫だと思われます。今年80歳を迎える巨匠が、父上ガストン氏直伝のドビュッシー〈ヴァイオリン・ソナタ〉と、15年間師事した、20世紀の伝説の巨匠ヘンリク・シェリング譲りのブラームス〈ピアノ四重奏曲第2番〉、〈ピアノ五重奏曲〉という、ロマン派室内楽の王道プログラムを聴かせてくれる、というコンサート。

当日券は18:00から発売♪ どうぞご期待ください(^^)。

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March 15, 2018

ついに……

今年、ついに本格的に花粉症を発症してしまいました。。。
東京に戻った途端、、眼がかゆくて、鼻水が止まらないのです。
いわきに戻っても症状はありますが、やはり軽い気がします(^^;。

……と、少々落ち込んでいるところで、自分で書くのも恥ずかしいのですが、YAMAHAの会員向け情報誌『音遊人(ミュージン)』の春号に、いわきアリオスのご紹介をする自分のことも、「音の仕事人」というタイトルで載せていただいてしまいました(///;)
アリオスもお蔭さまで、来月10周年を迎え、今月20日には、「アリオスペーパー vol.60」で“アリオス開館10周年記念事業”のラインアップも発表になります。現在は編集作業も校了を迎え、間もなく全容をお知らせできることになります♪ 日本や世界を代表するアーティストによるコンサートは、東日本大震災を経験し、先の見えない時期を経験したこの街で常に市民と共にあることを目指し、それを誇りとする私たちの、この10年間の総決算でもあり、新たな歴史の第一歩でもあります。

さて、花粉にマケズ、春眠にもマケズ(^^;、さらに頑張らねばo(^-^)0

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